理事長年頭あいさつ

柏原康夫頭取

新年あけましておめでとうございます。会員の皆様には健やかに新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。

昨年11月、「府民みんなで京都の森を守り育てよう」というモデルフォレストの理念のもと、各界各層の御賛同を得て当協会は発足いたしました。

幸いその後順調に会員数は増え、年末の時点で個人、企業、団体等合わせ、220を数えるまでに至っております。当協会の取組に対し、いかに多くの方々が関心と期待を寄せておられるか、改めて伺われるところであり、身の引き締まる思いがいたします。

さて、新年は、「京都モデルフォレスト元年」として、いよいよ協会が本格的に活動していく年であります。

森林の持つ多様な働きについては、改めて申すまでもございませんが、昨年京都府では、京都議定書を踏まえ京都府温暖化対策条例が制定されました。その中で、二酸化炭素排出量を2010年度までに1990年度比で10パーセント削減するとともに、森林の保全及び整備により5.4パーセント相当を森林の吸収で確保するという目標が定められました。

私たちに多くの恵みを与えてくれる府民共通の財産である森林を守り育むため、基金事業や緑の募金事業に積極的に取り組むとともに、会員の皆様を対象に、研修会やシンポジュームを開催するほか、ホームページ、会誌などあらゆる機会や手段を通じて、森林づくりに参加していただくための様々な情報を提供していく予定です。

協会では、会員の総力を結集して、森林の持つ公益的機能の一層の発揮をめざしていくとともに、各地域の自然環境や、歴史的な特性に配慮した森林づくりを進めてまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

地域の住民が主体となり積極的に森林づくりに取り組む京都モデルフォレスト運動を京都という場所から日本各地に発信するだけでなく、地球的規模のネットワークづくりに貢献できるよう、会員の皆様とともに、取り組んで参りたいと考えておりますので、格別の御支援、御協力を賜りますようよろしくお願いいたします。

結びにあたり、皆様方のますますの御健勝と御多幸をお祈り申し上げて、年頭の御挨拶といたします。

平成19年元旦

社団法人 京都モデルフォレスト協会理事長 柏原 康夫

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