新年明けましておめでとうございます。

旧年中は会員の皆様方を始め、多くの方々に協会の活動へ御支援と御協力を賜り、心からお礼申し上げます。

平成18年から始まった京都モデルフォレスト運動は、おかげさまで今年で9年目を迎え、現在では府内35箇所で38の企業や団体の皆様が、森林所有者や地域の方々、ボランティア団体、行政関係者の皆様方とともに、多様な森林づくり活動に取り組んでいただいております。また、平成２５年度からは、国の支援制度を活用した地域住民による森林づくり活動に74団体が参画いただいており、府民参加の森林づくり運動の参加者は１万人を超え、運動のすそ野が着実に広がってきているところです。

当協会におきましても昨年は、次代を担う子どもたちの参加による「京都緑のこどもサミット」の開催、また府内一斉森づくり活動期間としての「モデルフォレストＤＡＹ」への参加呼びかけを行ったほか、1１月にはモデルフォレスト運動発祥の地であるカナダから国際モデルフォレストネットワークのピーター・ベッソー事務総長をお招きし、モデルフォレスト国際シンポジウムを開催するなど、国内外に対し、京都の森を皆で守る取り組みを発信してまいりました。

折りしもモデルフォレスト運動10周年となる来年には、大切な森を次代に引き継ぐため国民参加の森づくりを進める全国的な行事である「全国育樹祭」が、ここ京都において開催されることが決定いたしました。また、京都府では奥深い森や里山を活かした「森の京都」づくりなども推進されており、こうしたなかで森を守り育てる当協会の役割は益々重要性を増すものと考えております。

本年も、志を同じくする国内外の多くの皆様方とともに、京都の森を守り育てる活動を推進してまいりたいと考えておりますので、引き続き御支援を賜りますようお願い申し上げますとともに、皆様方の御健勝と御発展を心よりお祈り申し上げまして、新年の御挨拶とさせていただきます。

平成27年 元旦
公益社団法人京都モデルフォレスト協会
理事長　柏原康夫