国際モデルフォレストネットワーク「グローバルフォーラム」が開催されました

令和7年5月26日から30日まで、カナダのオタワ・ケンプトビルにて、国際モデルフォレストネットワークの14年ぶりとなる世界大会(グローバルフォーラム)が開催されました。

本大会は、カナダ天然資源省に事務局を置く国際モデルフォレストネットワークと、現地イースト・オンタリオ・モデルフォレストの共催で開催されました。カナダ、ラテンアメリカ、アフリカ、アジア、ヨーロッパなど世界中の60を超す地域のモデルフォレストから参加者が一堂に会しました。アジアからは京都のほか、フィリピン、タイ、インド、中国、インドネシア各国の代表者、今後登録に向けて準備中のベトナム、ブータンからの出席者が参加しました。

 開会式では、国際ネットワーク事務局長であるリチャード・バービスキー氏が、モデルフォレストの概念の提唱された1992年のリオ・地球サミットに、当時青年代表として出席した際の様子を振り返り、「環境問題が喫緊の課題であることは今も変わりませんが、多くの人々を巻き込む幅広い連携のお陰で、私たちのネットワークはより強固なものとなりました。」と語りました。

 

2日以降は、様々なパネルディスカッションや、12の分科会に分かれ熱心な議論が行われました。

京都からは「私企業との連携」「青少年の参画とリーダーシップ」「フォレストセラピー、森林浴、自然とのつながり」の3つの分科会で発表し、京都のモデルフォレスト運動における多様な関係者の連携の取組について報告しました。


京都府立大学 副学長 長島啓子教授の分科会「私企業との連携」での発表の様子

英語、スペイン語、フランス語が飛び交う熱気あふれる会場では、世界各地からの参加者がそれぞれの地域の経験を共有し、互いに学び合うことで、国際ネットワークの持つ幅広い連携の力を改めて確認しました。

京都からの発表も、この世界的なネットワークの一員として、地域における多様な関係者との連携のもと森林管理を考える重要性を世界に発信することができました。本大会で育まれた新たなつながりと得られた知見を活かし、当協会では、日本で唯一の国際モデルフォレストネットワーク加盟団体として、今後もモデルフォレスト運動の推進に努めてまいります。

国際ネットワーク

ページの先頭へ

SDGsに向けた取り組み

Facebookページ