国際モデルフォレストネットワーク事務局よりご挨拶

2021年は国際モデルフォレストネットワークにとって密度の濃く実りの多い一年でした。世界中のモデルフォレストが、それぞれの地域の環境や自然資源を持続可能なものとするというゴールに向け尽力してきました。

医療及び経済面での逆風の中で、土地利用の紛争や食糧の安全確保、または気候変動といった問題に取り組むため、復興に向けた一歩や、あるいは革新的な計画を実践に移された方々がおられます。ほかにも、女性や青少年、地域コミュニティの参画の促進や、利害関係者の能力開発に取り組まれたケースもあります。また、誰もが参画でき、敬意に満ちた、先取的なパートナーシップを築き、育むため努力された方々もおられます。

皆さんの中にはモデルフォレストのアプローチを取り入れて何年にもなるところも、最近このネットワークに参加されたところもありますが、モデルフォレストを定義する6つの原則と性質を適用されているのは同じです。

私たちは皆、国際モデルフォレストネットワークの状況について広く知ってもらうよう努めています。ここオタワの事務局では、皆さん方のそれぞれの努力を紹介し、そのメッセージがより多くの人々に届くよう支援しています。皆さんの多くが、ビデオやバーチャルツアーなどを通じてその景観や重要課題を紹介してくださっているところです。

2022年は、国際モデルフォレストネットワークが設立30周年を迎えます。我々は来る一年、こうした努力を礎とし、大切にし続けたいと考えています。皆さんのネットワークへの参画は価値あるものです。共にこの節目を祝い、振返ることを楽しみにしています。
森林景観をめぐり競合する重要課題に対応し、中立的で合意に基づく話し合いを促すため、30年前に開発されたモデルフォレストのアプローチですが、この考え方は今日においても依然として意義あるものと言えます。世界はより包括的なパートナーシップ、より長期的な視野に立ったアプローチ、そして私たちの自然景観を持続可能な形で発展させるための歩み寄りと行動をこれまで以上に必要としています。

我々はこれまでの年月に培ってきたネットワークを誇らしく思っています。健全、多様かつ革新的な、また実践的でグローバルな共同体として、力を合わせ、ローカルにもグローバルにも、持続可能な発展に向けて持続的な歩みを進めていきましょう。
国際モデルフォレストネットワーク事務局より、皆様のメンバー、パートナー、そしてご友人、ご家族皆のご多幸とご健勝をお祈りします。新たな年の皆様のご活躍をお祈りするとともに、我々の実績、過去そして未来を共にお祝いできることを楽しみにしております。

国際モデルフォレストネットワーク事務局
事務局長 リチャード・バービスキー

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