柏原理事長『新年の御挨拶』

平成21年 新年の御挨拶

理事長 柏原 康夫

あけましておめでとうございます。
2009年の新しい年を迎え、皆様に御挨拶を申し上げます。

旧年中は、会員並びに顧問・役員の皆様には、協会の活動に対する御理解と御協力をいただき誠にありがとうございました。厚くお礼申し上げます。

さて、協会では、昨年、『企業、団体等の参加による森林づくり活動』を事業の柱として積極的に取り組みました結果、新たに12件の「森林の利用保全に関する協定」が締結され、現在では、府内19箇所で22団体が森林所有者や地域住民、関係団体等と連携しながら多様な森林づくり活動が展開されているところでございます。

また、広報誌「以森伝心」やホームページ、シンポジウム等を通じた情報の発信、森林体験教室、森林ボランティアリーダー養成講座等の開催を通じた自主的な府民参加を促進する取り組みを積極的に実施いたしました結果、会員数は380を越え、広報誌「以森伝心」は、昨年の第42回林業関係広報コンクールで最優秀賞をいただくなど、多くの成果も得たところでございます。

更に、緑の募金活動や緑化運動ポスター募集等を通じて、多くの府民の皆様に緑の大切さを啓発し、青少年の豊かな心の育成に努めたところでございます。

国際的な取り組みとしましては、昨年の3月に日本で初めて、協会が「国際モデルフォレストネットワーク」に参加いたしました。
これを契機に、私が4月にカナダのケベック州を訪問し、ケベック木材製品輸出振興会と「森林環境保全等に関する覚書」を締結してまいりました。

今後、ケベック州の森林環境保全や木材利用の促進等の取り組みも参考にしながら、府内産材の利用促進や林業の再生につながる取り組みを推進したいと考えているところでございます。

昨年から京都議定書の第1約束期間(2008年から2012年の5年間)が始まっており、我が国は温室効果ガスの総排出量を基準年(1990年)に比べて 6パーセント削減することを国際的に約束しておりますが、残念ながら温室効果ガスの総排出量は基準年と比べて増加しているとのことです。

地球温暖化防止のために、森林を適切な状態で維持・管理し、次代に引き継いでいくことが求められている現在、協会としましては、森づくりや府内産木材の利用の環を広げながら、よりよい地域づくりに貢献できればと考えております。

今年が皆様方にとってすばらしい年になりますことを祈念いたしますとともに、協会への皆様方の更なる御支援と御参加をよろしくお願い申し上げます。

平成21年元旦

社団法人京都モデルフォレスト協会
理事長 柏原 康夫

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