令和元年度第1回森林づくり基金運営委員会結果報告

森林づくり基金を活用した事業について審議するため、森林づくり基金運営委員会を開催しましたので、その結果を報告します。

1 開催日時

令和元年7月22日(月曜日) 10時から11時

2 開催場所

京都府林業会館 3階 研修室

3 出席委員

(五十音順 敬称略)

  • 明致親吾 (京都CSR推進協議会会長)
  • 大下起代 (京都府農林水産部森づくり推進課モデルフォレスト推進担当課長)
  • 篠部幸雄 (京都森林インストラクター会会長)
  • 廣野貴夫 (京都経済同友会理事・事務局長)
  • 古田裕三 (京都府立大学大学院生命環境学部生命環境科学研究科教授)
  • 松田純一 (京都府森林組合連合会参事)

4 議事

(1)報告事項 平成30年度森林づくり基金活用事業の実績について

平成30年度森林づくり基金活用事業の実績について以下のとおり報告しました。

No 事業実施主体 実施箇所 事業内容
1 八木町森林組合 南丹市八木町玉ノ井 下刈り
活動拠点施設
2 京都モデルフォレスト協会 南丹市日吉町天若 普及啓発イベント
3 亀岡市森林組合 亀岡市宮前町宮川 人工林間伐
看板設置
4 豊郷公民館 南丹市美山町豊郷 植樹会
下刈り・雪起し・蔓伐り
食害防止ネット
5 八木町南北広瀬生産森林組合 南丹市八木町北広瀬 下刈り
雑木除伐
植栽
6 宮島振興会 南丹市美山町宮島 人工林・広葉樹林除間伐
森林環境学習
登山・シイタケ原木作り
7 みやわきBilly(美郷) 南丹市美山町宮脇 下刈り
8 亀岡市森林組合 亀岡市東別院町東掛 下刈り
歩道整備
9 亀岡市森林組合 亀岡市宮前町神前 人工林間伐
10 旭町三俣山組合 亀岡市旭町三俣 ヒノキ枝打ち・雑木除伐
11 旭町三俣山組合 亀岡市旭町三俣 広葉樹林・枯松伐採処理
12 宇治田原町森林組合 宇治田原町南御林山 人工林間伐
作業道整理伐
13 宇治田原町森林組合 宇治田原町立川観音山 地拵え
14 大河内生産森林組合 南丹市園部町大河内 広葉樹林除間伐
歩道整備
15 フォレスト南山城 南山城村野殿・童仙房 人工林間伐
16 雲ヶ畑コモンズ・結い林業組合 京都市北区真弓 人工林間伐
17 安場町杣連 綾部市安場町打越・波路谷 人工林・広葉樹林除間伐
18 知井振興会 南丹市美山町中 広葉樹林除間伐
遊歩道整備
森林環境調査

(2)審議事項 令和元年度森林づくり基金活用事業計画について

令和元年度森林づくり基金活用事業計画内容について審議されました。

○令和元年度森林づくり基金活用事業の申請先及び活動内容

No 事業実施主体 実施箇所 事業内容
1 京都モデルフォレスト協会 南丹市日吉町天若 普及啓発イベント
2 豊郷公民館 南丹市美山町豊郷 下刈り、雪起し、蔓伐り
食害防止ネット補修
植樹会
3 八木町南北広瀬生産森林組合 南丹市八木町北広瀬 下刈り
食害防止網補修
4 八木町森林組合 南丹市八木町玉ノ井 下刈り
台風被害跡整備
5 知井振興会 南丹市美山町中 広葉樹林整備
遊歩道整備
展望小屋整備
6 亀岡市森林組合 亀岡市東別院町東掛 下刈り
植栽一式
7 亀岡市森林組合 亀岡市宮前町宮川 人工林間伐
松茸山整備
8 亀岡市森林組合 亀岡市宮前町神前 人工林間伐
9 大河内生産森林組合 南丹市園部町大河内 広葉樹林除間伐
歩道作設
10 宇治田原町森林組合 宇治田原町南御林山 人工林除間伐
植栽・枯死木伐採
11 宇治田原町森林組合 宇治田原町立川観音山 植栽一式
12 みやわきBilly(美郷) 南丹市美山町宮脇 下刈り(ネット補修含)
広葉樹整理伐
13 湯船財産区 和束町湯船薮田 遊歩道設置
14 旭町三俣山組合 亀岡市旭町三俣 雑木・枯松伐倒処理
15 フォレスト南山城 南山城村野殿 人工林除間伐
16 雲ヶ畑コモンズ・結い林業組合 京都市北区真弓 人工林間伐
17 安場町杣連 綾部市安場町西の前他 人工林・広葉樹林除間伐
18 京北自伐グループ 京都市右京区京北栃本町 人工林・広葉樹林除間伐

審議結果

この議案については、下記委員意見を踏まえ承認することとなりました。

(3)その他

京都府より京都府森林利用保全指針の骨子案及びパブリックコメントについて話題提供。

5 委員意見要旨

(1)平成30年度森林づくり基金活用事業の実績について

  • 特になし。

(2)令和元年度森林づくり基金活用事業計画について

  • 新規団体の採択の根拠は。1団体に選抜したということではなく、応募してきた一団体が適性と見なされたということか。
    →そのとおり
  • 「事業費>採択額」の場合の差額は、実施団体による自己負担か。
    →そのとおり
  • 雲ケ畑は台風被害が多いエリアだったが、この団体の活動への影響は
    →申請内容は特に台風被害の処理という内容ではなく、通常の人工林の手入れの計画。
  • 宇治田原の植林の事業については、長期的な施業の計画があるかということか。
    →今後下刈りなど継続した計画がある。昨年は地拵えを行った。
    森林整備の事業は中長期化すると思う。採択は単年度だが、審査に中長期の視点は入ってくる要素はあるのか。継続を優先するとかなどの可能性は。
    →地域限定は継続が基本のものだが、事務局としては公募型の場合は積極的に新規団体を支援したい意向。この資金ありきだけで森林整備をされるというより、自主的な活動を支援する姿勢。公募については、継続団体が大半を占めるのも、広く活用いただくという意味では問題でもあるので、募集手法など検討したい。
  • NPOの活動は自治体の支援などがテコ入れになることがあるが、実際には補助が終了したら活動も終わりというケースが多い。この事業も同じ面があると思う。自立に向けた支援なども含めて考えてもらえたらよいと思う。
    →仰る通り。森林環境譲与税の活用について行政へ要望などもしていきたい。

 

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