平成30年 理事長 年頭の御挨拶

 新年あけましておめでとうございます。

皆さまには、平成30年の新春を、晴れやかにお迎えのことと、心からお喜び申し上げます。

昨年も、新たに2つの森林づくり協定と、1つの連携協定が締結されました。こうして、志を同じくする皆さんと共にモデルフォレスト運動を進めることができますことを大変嬉しく思っております。

そして、府内の各地域の皆様やボランティア団体の方々による森林づくり活動も年々盛んに取り組まれるようになっておりますことも、ひとえにご指導をいただいております京都府、関係市町村、森林組合などご関係の皆様のご協力の賜物と存じます、心から御礼申し上げます。

昨年は、歴史上初めて法的拘束力のある温室効果ガス削減義務を定めた国際的な枠組みである「京都議定書」誕生20周年の節目の年でした。

1997年京都府京都市で開催された気候変動枠組条約第3回締約国会議 COP3で採択された議定書は2005年に発効し、世界中で地球温暖化対策の取組が進められました。「京都モデルフォレスト運動」も議定書発効の翌年から運動を開始し、おいしい水やきれいな空気、土砂災害の防止など様々な面で私たちの暮らしを支え、地球温暖化の要因である二酸化炭素を吸収する働きのある森林を、府民ぐるみで守り育てる取組を進めてきたところです。

最近、地球の平均気温の上昇や異常気象に起因する災害の頻発など世界各地で顕在化している中で、地球環境の変化などが様々な場面で取り上げられることが多くなり、私たち一人ひとりがなすべきことはまだまだ多いと痛感しております。そして、今ではすっかり定着した「Think Globally、Act Locally」(地球規模で考え、足元から行動せよ)という言葉のもつ意味を改めて噛みしめて行動したいと思っております。

当協会では、今後とも京都の森林を守り育てる「京都モデルフォレスト運動」を、環境と調和した持続可能な社会の構築に向けた身近な取組として着実に進めてまいりたいと考えております。

皆様方には、引き続きご支援、ご協力を賜りますようお願い申し上げますとともに、皆様のご健勝とご発展を心よりお祈り申し上げまして、新年のご挨拶とさせていただきます。

平成30年元旦
公益社団法人京都モデルフォレスト協会
理事長 柏原 康夫

ページの先頭へ

SDGsに向けた取り組み

Facebookページ