森と木と子どもたちをつなぐ 幼稚園・保育園対象 環境教育支援事業
身近な山で育った木材を使うことは、森林を守り育てることにつながり、地域活性化や地球の温暖化防止にも役立ちます。そんな想いを込めて、感性豊かな子どもたちが森林や自然、木と親しんでもらえるように「森の絵本」と「木のおもちゃセット」をお届けしています。。今年も、京都森林インストラクター会の皆さんに選んでいただいた森や森の生き物をテーマにした絵本のセットと、京都の木でつくられたぬくもりのある木のおもちゃをお届けしました。協会では、これからも、子どもたちと森林をつなぐきっかけづくりを続けていきたいと考えています。
幼稚園・保育園からお送りいただいた感想(抜粋)
「森の絵本セット」(選本協力:京都森林インストラクター会)
- 絵本や写真がたくさんの本、まずは職員が興味津々、わくわくしながら読み、子ども達は読み聞かせしてもらったり、自由に手に取って眺めたりしています。季節の移り変わりに合わせ、子ども達と楽しんで行きたいと思っています。
- ある日、こども達が園庭で葉っぱを見つけてきて、見せてくれました。
このタイミングで、葉っぱの絵本を出すと、興味津々に実際の葉っぱと見比べていました。 - 「もりのくうちゅうさんぽ」「きのこレストラン」2つのお話を5歳児のこども達と一緒に読みました。2冊とも、こども達にとってわかりやすいお話で、興味をもって見聞きしていました。森の中にいる様々な虫や動物にも気付き、「モモンガや!」「ミズカマキリ知ってるで!」等、知っていることを発しながら見入る姿が見られました。「森ってきれいやな」「なんか気持ちよさそう」「なんか行ったことある感じ」と言う子もあり、子どもたちなりに日々の生活の中や、散歩等の経験で自然を身近に感じていると実感しました。
- 「いろんな葉っぱがある。」「おもしろい!きのこいっぱい」「次、そっちの絵本見せて.」「一緒に見よ。」など、絵本に夢中になって見ています。特に今年長や年中は園外に出ていろんな昆虫や植物探しをしているところなので、今回進呈していただいた絵本はこども達に大ヒットでした。
- とてもきれいな写真や描写の細かい絵がステキ。まさに今こども達に見せてあげたい絵本。「秋見つけ」の時期まで活用できそう。こども達と一緒に頂いた絵本と玩具を楽しんで見ています。
京都の木をつかったおもちゃ(制作:ひよことパンダの木工店)
- 開封時の木の香り、絵本の多さに驚きました。
- 積み木も木の匂いとともに、おもしろいデザインに新鮮さを感じました。特に平たいおにぎりは0歳児のお気に入りになっています。パズル的な木の枠も少し大きい子たちが考えながらはめていく姿が見られます。
当園の園舎は京都の木をたくさん利用させてもらっています。府の京の木事業で本棚を作ってもらったりもしました。木の暖かさ、匂いに包まれた園です。これからも、自然や生き物、動物との関わりを保育の中で大切にしていきたいと思っています。 - 手触りが気持ちいいのか、子どもたちから手を伸ばし興味を持って遊んでいます。0,1歳児には特におにぎり型のおもちゃが人気で、食べる真似から本当にお口に入れて試している姿が見られました。木のおもちゃの塗料も米ぬかを原料にされているということで乳児さんも安心して遊ぶことができました。
- 木のおもちゃをいただいてこども達は、滑らかな肌触りが心地よく、手に取って遊んでいます。特に動くおもちゃが取り合いになるほど人気です。積み木で傾斜を作って動かそうとしたり、お家ごっこでペットのお散歩用として使ったりして遊びの幅も広がって喜んでいます。
木のおもちゃは、乳幼児期にとって良いことは承知していますが、高価な物なのでなかなか購入するのにも躊躇します。今回、京都府内産のヒノキ使用の木のおもちゃに触れられる機会がもてるということで、応募させていただきました。今後、間伐材がこのように活かされることを願っています。 - 0歳児・1歳児がとても喜んで取り合いをしながら遊んでいます。
- 木の香りがとても良く癒やされます。乳児さん達には引っ張って歩くおもちゃが大好評でした。
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この事業は、国土緑化推進機構「緑と水の森林ファンド」により実施しています
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