キョーラク百年の森基金事業「北山杉を知ろう!丸太磨き体験」を開催しました

令和7年5月18日(日)、京都市北区中川で「こども森づくり・体験学習会-北山杉を知ろう!丸太磨き体験」を開催しました。当日は、一般公募で集まった子どもたち14人を含む計28名の皆さんにご参加いただきました。

一行は、バスで中川八幡宮付近に到着。はじめに京都北山丸太生産協同組合の松本さんのご案内で、北山杉の母樹とされるシロスギを見学しました。樹齢500~600年と言われる、まっすぐに伸びるその姿は圧巻で、参加者の皆さんも見上げて感嘆の声を上げていました。

続いて杉坂の台杉林に移動。ここでは、一本の幹から細い枝が真っすぐに伸びる特徴的な姿の台杉林を見学しました。ちょうど現場では岩井林業の職人さんが作業をされており、細い北山杉にはしごをかけてのぼり、丁寧に枝打ちを行う様子を間近で見せていただきました。他ではなかなか見られない職人の技に、大人も子どもも感心しながら見入っていました。

午後からは、北山杉の里総合センターへ移動し、松本さんから北山杉や北山丸太の特徴や歴史など、クイズを交えてわかりやすくお話いただきました。

倉庫に並ぶいろいろな北山丸太を見学し、いよいよ丸太磨きの体験に挑戦。専用のへらを使って丸太を傷つけないように皮をむき、続いて砂を使って表面を磨いていきます。子どもたちは皆夢中になって作業をし、ぴかぴかの丸太に仕上げていました。

最後に、松本さんから参加証が手渡され、盛りだくさんのプログラムを無事終了できました。

参加者の皆さんからは「北山杉の母樹の幹だけじゃなく根っこも迫力があった。」「丸太磨きなど他ではできない体験ができて良かった」「とても手間がかかった作業をされているのがよくわかった」といった感想をいただきました。


[キョーラク百年の森基金]こども森づくり・体験学習事業

この事業は、京都で創業したキョーラク株式会社により、創立100周年を記念して当協会あてご寄付いただいた「キョーラク百年の森基金」により実施しています。

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