府民公開講座「京都の歴史と文化遺産を支えた森」を開催しました

令和元年9月7日(土曜日)、国際博物館会議(ICOM)京都大会関連イベントとして、府民公開講座「京都の歴史と文化遺産を支えた森」を開催しました。

本講座は、千年の歴史を支え、文化の礎となっている森と人との関わりについて、京都の伝統文化や景観、生物多様性をテーマとし、現地を歩きながら学んでいただこうと開催し、留学生を含む一般募集の35名の皆さんにご参加いただきました。

 

当日は、バスにて京都市役所前を出発し、まずは青蓮院青龍殿へ。展望台から東山~市内を望みながら、京都大阪森林管理事務所の佐々木森林技術指導官から、国有林の管理についてお話をいただきました。つづいて、高台寺国有林内を、森林インストラクターの、森や樹木についての解説を聞いていただきながら散策しました。

和順会館に到着後は、当協会副理事長の森本幸裕 京都大学名誉教授から、「京都の伝統文化と生物多様性について」と題した講義を聴講。フジバカマやヒオウギ、フタバアオイなど京都の文化と切っても切り離せない植物についてのお話や、それらを保護するための取り組みなどについて伺った後、実際に京都市都市緑化協会内で保全されている植物を観察させていただきました。


最後は、上京区の松本明慶佛像彫刻美術館を訪問。木から生み出され、長くその形を留める仏像を、松本明慶氏ご本人の解説で鑑賞させていただきました。

ご参加の皆さんからは、「京都の景観を支える森林を美しく保つための取り組みがわかり、また自然に触れられて良かった」「京都の知らなかった側面、森の大切さやそれを守る取り組みが良くわかり、内容の濃い一日となった」「京都の自然や文化を身近に感じることができた」といったご感想をいただきました。

 

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